倦怠期っていうことばが、何となく胸に刺さる今日このごろ。
倦怠期って他人事で、うちには関係のないことだと思っていましたけど、
長年連れ添った夫婦の多くは、必ず通る道なのかななんて
最近感じています。
倦怠期とは
飽きて嫌になる時期。特に夫婦の間柄についていう。
（コトバンクより引用）
だんだんと一緒にいる時間も、話すことも少なくなって
ただ同じ空間に一緒にいるだけ。
別に嫌いになったわけじゃないけど、
異性として意識することもなく、
お互いの感情を口にすることもしなくなる。
いつかはこんな夫婦になるだろうと思って
結婚する人なんているでしょうか。
でも、実際に長く夫婦をやっていると
今まで想像もしなかったような状態が
自分たちにも起こってくるわけです。
映画３１年目の夫婦げんかは、結婚３１年目の熟年夫婦が抱える問題を
描いたラブストーリー。
二人の子どもたちも独立し、夫婦二人の生活が続くなかで
いつの間にか寝室は別、いつも同じ会話、
そしてけんかの種さえ見つからないような毎日に。
そんな生活を何とか変えたいと、妻のケイがカップルカウンセリングに申し込みます。
その後、カウンセラーとのやりとりを通して、
少しずつ夫婦の絆を取り戻していく二人。
熟年夫婦をトミー・リー・ジョーンズとメリル・ストリープが演じています。
「結婚したいんです。もう一度。ただ同じ家に住んでいるだけで、触れ合いも絆もない」
結婚生活が長くなるにつれ
これって多くの女性が感じていることではないかなと思いました。
その昔はラブラブの時期だってあったのに。
それがいつからこうなってしまったのか…。
「まず長年の夫婦生活でできた傷痕を取り除くところから始めましょう」
カウンセラーのこの一言から、この熟年夫婦に様々な課題が出されていきます。
カップルカウンセリングの必要性
傷って最初は小さなものでも、放っておくとどんどんと広がってしまったり
状態も悪化してしまうことがあります。
また、外側からは見えないけど、
実は内側の奥深くに根付いてしまっていたり…。
自然に治ってしまうこともあるけど、
大概は症状が悪化してきたら、専門家に見てもらったりしますよね。
最近日本でも熟年夫婦の問題がいろいろと話題になってはいますが、
アメリカなどのようにカップルカウンセリングを行っているところって
ほとんどないんじゃないかと思います。
それに心の問題は、体の問題の次みたいな感じで
どうしてもおろそかになりがち。
どうしてもおろそかになりがち。
この映画に出てくるカウンセリングの課題は、
ちょっと日本人にはやりにくそうなものですが、
それでもこういった夫婦の問題を扱ってくれる専門家が日本にも増えて
かかりつけ医のような役割をしてくれたら、救われる夫婦も多いのではないでしょうか。
自分から話し始めるのは難しいけど、専門家の誘導があれば
お互いに話せることもあるんじゃないかなと思うからです。
映画に出てくる妻のケイは、夫に思っていることを上手く伝えられませんでした。
それがストレスにもなっていたんですね。
そして妻なんだから夫に尽して当たり前的な態度をとる夫。
主人公のケイが感じていることは、
女性として、共感できるところが多かったです。
特に結婚生活が長くなるほど、わかる部分が増えるんじゃないかと。
特に結婚生活が長くなるほど、わかる部分が増えるんじゃないかと。
でも、
Ａｍａｚｏｎプライムビデオで視聴しました。
３１年目の夫婦げんかは、
熟年夫婦のあり方について、深く考えることができる作品だと思います。
なんといっても
熟年夫婦を演じているトミー・リー・ジョーンズと、メリル・ストリープが素敵！
アラフィフ世代の女性にも、是非観ていただきたいです。
今日もお読みいただきありがとうございました。
ではまた
