大学入試が目前に迫ってきました。
初めての大学受験生を持つ親としては
何かと気になることが多いのです。
先日のPTAの集まりで、
実際に大学生を持つお母さん方から
お話しを聞く機会がありました。
衝撃的な事実
大学受験を経験されたお子さんをお持ちの
PTA友二人のお母さん方とお話ししていました。
受験の時の話など
あれこれお聞きしようと思っていたのですけど、
なんとこのお二人のご家庭のお子さん
二人ともせっかく入った大学を中退していたのです。
奨学金の申請を忘れた
一人目のご家庭のお子さんは
奨学金をもらって、大学へ通っていたそうですが、
3年生のときに、子どもが奨学金の継続申請を忘れてしまったとのこと。
でも、この事実を親に隠していたそうなんです。
奨学金がもらえなくなると、学費を払うのは厳しくなる。
親に相談すればなんとかなったかもしれないけど、
下にも進学を希望している兄弟たちがいたため、
援助を頼みずらかったのでしょうね。
しかも浪人して入った学校だったので、
尚更、これ以上お金の面で迷惑をかけられないと思ったらしいのです。
半年休学して、必死にバイトをして何とか学費を稼いでいたらしいのですが、
目標額には達せず、結局勝手に退学してしまったそうです。
親は後から事実を知らされたって…。
でもね、本人は奨学金の継続申請を忘れたからと言っているけど
どうも学校自体も合わなかったようだと
最近になって何となくわかったそうですよ。
浪人の末合格はしたけど、第一希望の学校ではなかったとのこと。
年下の人たちと一緒に勉強するっていうのも
本人的には合わないものがあったらしいです。
今は、バイト先での頑張りが認められ
もしかしたらそちらで正社員としての道が開けるかもということで
がんばっているそうですよ。
優等生だったのに
もう一人の方も、一年休学した後
結局退学してしまったそうです。
このご家庭のお子さんは、
かなり秀才で、中高生の時もとてもお勉強ができたらしいのです。
真面目で優秀な上、手もかからなかったそうです。
大学も希望のところへ入学したらしいのですが、
入ってから なんか違う 的なことを感じたのでしょうね。
だんだんと学校へ行かなくなっていったとか。
中高生の時は、
学校でもいろいろと部活や生徒活動なんかもしていたようですけど、
大学ではサークルにも入らず、友達と出かけるわけでもなく、
まじめな優等生が引きこもり気味になってしまったそうですよ。
大学をやめた今は、家の手伝いなどをしながら
今後のことについて考え中とのこと。
県外や海外へ行ってみたい気持ちもあるようなのですが、
行動に移すところまで行っていないそうです。
親ができること
これから大学生活が始まるかもしれない子どもの親として
このお二人の話はとても参考になりました。
もしかしたら自分の子どもも
同じようなことになる可能性だってあるわけです。
そうなったときはどうするのか。
もう親がどうこう言う年齢でもありませんから、
子どもの意思を尊重して、見守るしかないのかもしれません。
親としては
せっかく大金をはたいて大学へ行かせたのに
やめるとはどういうことだ!
なんて気持ちになりそうですけど、
自分が子どもの立場だったら親にどういって欲しいのか。
親がたくさん自分にお金をかけたこと、
それをムダにしてしまったことなんて百も承知。
それでもやめてしまったのですから
それなりの理由があるんだってこと、わかって欲しい。
そして今後はどうするのか、
行動できるようになるまで
しばらくはそっとしておいて欲しいかもしれないですね。
簡単に口には出せないようなことだから
そんな気持ちを親が察してくれたら、
とてもうれしいと思います。
まとめ
入学前も入学後も、そして卒業後も
まだまだ親としての役目は続くのです。
子どもが大きくなるにつれ
ついつい忘れてしまいがちですが、
その昔、この子はわたしのお腹の中にいたんですよね。
オムツの替え方、母乳の上げ方、
悩みながら一つ一つ、子どもと一緒に学んできました。
学ぶ形は違えども
親として学ぶことは、これからもずっと続いていくことでしょう。
子どもの年齢が親の年齢
なんてことも言われますが、
親としても、子どもと一緒にまだまだ成長中なのですね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
ではまた